色々な不動産投資ブログの”おすすめ本コーナー”に高確率で登場する石原博光さんの「まずはアパート一棟買いなさい」を読んでみましたので、その概要と感想を書きます。(※ネタバレありです。)
概要
不動産投資を「収益を生み出す仕組み」に投資する、と捉えている著者。
そのため、「資産」として価値が高いかよりも、「収益」をいかに生み出してくれるか、という目線で購入する不動産を選定されています。
ただし、高い利回りを期待できる物件には特有のリスクがあることも。そのリスクを知恵を絞って解決していくことで、高い収益をあげていきましょうというのが著者流です。
本の中で何度も言及されているのが「ニッチで勝負」「知恵を絞る」というワードです。こうしたワードで表現される、著者が得意とされている領域を以下に整理してみました。
・物件の仕入れ
⇒主に木造の高利回り物件。借地や再建築不可も投資対象。
・リフォーム力
⇒質が高く、良心的な価格で仕事をしてくれる業者の選定力。良いリフォームによって物件の魅力を上げ、差異化を図る。
・たゆまぬ努力
⇒リフォームや不動産に関する知識、周辺リサーチ、入居者に好まれる部屋作りのセンス磨き、お金をかけなくてもできる工夫など、常に満室運営するために努力する姿勢。
・ビジネス力
⇒予算内に収める力、関係者に儲かってもらってこちらも儲かる、という戦略もとれるバランス感覚。
著者の手法が向いている方
・リフォームやDIYに興味がある、面白いと感じる方。
・物件の規模が小~中程度の木造中古物件を投資対象としている方。
・勉強や業者との関係作りを頑張れる、時間を割ける人。
感想
様々な不動産投資家の方におすすめされているのが納得できる、非常に面白い本でした。また、「常に頭を使い、努力して運営しよう」という著者の姿勢は素直に見習いたいと思いました。
また、そうした著書の不動産に向き合う姿勢を学ぶ、という意味では、著者の手法に興味がある方のみならず、不動産投資を考えたことのある方全てにおすすめできる内容でした。
※あくまで個人の感想です。
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