1投目の候補物件の交渉が決裂し、モチベーションが下がり気味のもり夫です。
相変わらず楽待や健美家のサイトで物件を探す日々が続いていますが、物件を探すアプローチとして「不動産業者への飛び込み営業」も実践してみましたので紹介します。
これから物件を探す人や飛び込み営業を試みようと考えている人の参考になれば幸いです。
候補エリアの不動産会社に直接訪問
まず最初に試してみた方法が、物件購入を検討しているエリアに店舗を構える不動産会社に身一つで飛び込んでみる方法です。
手順はざっくり以下の通りです。
- 入店する
- 「収益物件を探している旨」「一棟アパートや賃貸用の戸建てを探している旨」を伝える
- 担当者が取り合ってくれる(在席中&時間があれば)(町の不動産会社だと担当者=オーナーのケースも多い)
- 雑談(なぜ収益物件を探しているのかなど聞かれる)
- 希望する物件の条件(予算、築年など)や自分の属性を伝える
- 連絡先を伝える
私はこれまで5店舗で実践してみましたが、門前払いされたことはありませんでした。
ただし、取り扱い物件があったケースはなく、すべて連絡先を伝えて終了しました。
5件中1件は後日物件(戸建て)を紹介してくれました
なお、飛び込み営業では担当者が不在だと空振りとなってしまいますので、お昼の時間帯(11:30-13:30)は避けるのが無難です。
また、担当者が忙しいときは、連絡先を渡すか後日こちらから電話またはメールで改めてコンタクトすると煙たがられずに済むのでおすすめです。
気になる物件を管理している不動産会社にコンタクト
次に試してみたのが、気になる物件の階段や手すりなどについている「管理物件」とボードに書かれている連絡先に電話(又は訪問)する方法です。
管理物件のものは売買から管理までオーナーと直接取引をしているケースがあり、特に地域密着の不動産はこのようなケースが多いと考えトライしてみました。
似たような看板で「入居者募集」と書いてあるものもありますが、通常はエイブルやミニミニなど入居付けの不動産会社であることが多く、売買の相談をしても取り合ってもらえない可能性があるため管理物件の方を優先しています。
手順は以下の通りです。
- 気になる物件の「管理物件」に記載された連絡先にTEL(又は訪問)
- 「収益物件を探している旨」「一棟アパートや賃貸用の戸建てを探している旨」を伝える
- 担当者が取り合ってくれる(在席中&時間があれば)
- 雑談(なぜ収益物件を探しているのかなど聞かれる)
- 希望する物件の条件(予算、築年など)や自分の属性を伝える
- 連絡先を伝える
やっていることは飛び込み営業と同じですが、気になる物件を取り扱っていることは確実なので取り組んでみる価値はあります。
これまで3件試してみましたが、いずれも空振りでした。
ただ、収穫もありました。私の住んでいるエリア周辺では管理物件のボードを表示している会社はいずれも地元で長年不動産業を営んでいる業者(昭和に創業)でしたので、地域密着の不動産会社=オーナーとのつながりが強いという仮説はある程度成り立つということが分かりました。
今後、自分の物件もこのような業者と関係を構築できれば水面下の話も回ってくることも期待できるのでは、と思っています。
候補エリアの宅建協会のリストから電話
直近でトライしてみたのが宅建協会のリストから電話するという方法です。
宅建協会は2羽の鳩をモチーフにした「ハトマーク」をトレードマークとした「宅地建物取引協議会」(公益法人又は一般社団法人)のことです。
全国をカバーする全宅連と各都道府県の協会があり、例えば首都圏エリアですと、東京、神奈川県、千葉、埼玉に協会があり、全宅連のサイトから一覧が見れます。
私が取り組んだのは、対象エリアの中で、宅建協会に登録された不動産業者に片っ端から電話をするという方法です。
かなり泥臭い手法ですが、不動産の売買や仲介は宅建業の資格がないと行えないため、取りこぼしがないと考えました
具体的な手順は以下の通りです。都道府県によってサイトの作りが異なるのですが、今回は神奈川県を例に説明します。
- 神奈川県宅地建物取引業協会にアクセス
- 「一般の方へ」から「不動産業者検索」をクリック
- 「エリアから探す」をクリック
- 対象エリアを選択(人口の多いエリアはなるべく絞ることを推奨)
- 絞込条件で「売買仲介」と「賃貸(自ら貸主)のアパート、マンション、戸建」にチェック
- 一覧に表示された不動産会社に上からTEL
- その後は、上記で紹介した手順を実施
結果は、20件ほど電話をして、新たな物件が見つかることもなく、さらに、これまで試した2つの方法とは異なり、ぞんざいに扱われることもあって、かなりメンタルが削られました。
業者と間違われて「レインズ以外にないよ」「業者の方はお断りです」と言われたり、電話をガチャ切りされることもあって辛かった。。
そんな中でもいくつか収穫はありました。
自分が物件を探しているエリアには不動産会社が約200社(うち投資物件の取り扱い業者は80社程度)がしのぎを削っており、仮に自分が仲介業者として飛び込んだとしても到底かなわない世界だと分かりました(いつかは仲介もやってみたいとも思っていたのですが・・)。
なかには親切な業者もいて、私が物件を探しているエリアの収益物件は事業者(不動産業者に限らず)が資産形成の目的ですぐに買い上げてしまうこと、事業者は個人よりも融資の枠が格段に大きいためこうなっている状況であることを教えてもらいました。その業者を含め、いくつかの業者には連絡先を伝え、物件が出てきたら紹介してもらえることになりました。
また、宅建協会に登録している中でも実際は売買を取り扱ってい業者があったり、おしゃれなアパートを新築している業者が近所で見つかったりと、今後付き合ってはいけない&アプローチしてみたい業者が見つかったことも収穫です。
かなり泥臭い作業でしたが、片っ端から業者をあたることで、悠々と物件をウェブサイトで探しているだけでは得られない経験・情報が得ることができました。
まとめ:飛び込み営業はやってみる価値あり
今回3つの「飛び込み営業」を試しましたが、残念ながら、ウェブサイトに載っている以上の物件を紹介してもらうことはできませんでした。
しかしながら、実際に宅建協会のリストを見たり、業者と話してみることで、探しているエリアの不動産屋の数であったり、それぞれの業者のカラー、物件を単に検索していただけでは出会えない業者があることが分かりましたので、得られるものは確実にあると思います。
地道な努力が実を結ぶと信じて根気よく物件を探していきます。
もし、今後トライされる方がいましたらこの記事が参考になることを願っています。
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